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三浦 幸俊
RIST News, (61), p.1 - 2, 2016/07
最近のスーパーコンピューターの処理能力は、1秒間に1PFlops=1,000,000,000,000の処理をする。数字的には無限に近い演算を行なっている。そこで、無限大の数に関する数学的な考え方を解説し、また、分子等が多数(無限と思える数)の集団として、衝突、摩擦などを行なう振る舞いは、「複雑系」と呼ばれる振る舞いを示す。この複雑な自己組織化する振る舞いもスーパーコンピューターが限りなくその能力を発揮し、我々に未知なることの姿を教えてくれるだろうと考えている(巻頭言)。
亀尾 裕; 藤原 亜佐子; 渡辺 幸一; 河野 信昭; 中島 幹雄
日本原子力学会和文論文誌, 4(3), p.187 - 193, 2005/09
化学分離を行わず簡易に線放出核種を定量するため、ホウ砂球反応を用いた均一な無限厚試料の作製と線スペクトロメトリーによる測定手法について検討した。線放出核種とホウ砂あるいは鉛ガラスを混合した後、電気炉で溶融することにより、ガラス状の均一な測定試料を調製することができた。放射性希ガスの娘核種を生成するThとホウ砂を溶融して作製したガラス試料を測定した結果、Rnとその娘核種に起因する検出器の汚染はほとんど起こらないことがわかった。Thを含む試料の測定から得られた線スペクトルとホウ砂の化学組成から求めた阻止能を用いて、ほぼ放射平衡にあるTh系列の線放出核種を定量することが可能であった。さらに使用済燃料溶解液から採取した試料溶液とホウ砂から作製したガラス試料について、本測定法により定量されたCm, Pu+Am及び全放射能濃度は、精密分析により求められた値とよく一致した。
山本 敏久*; 北田 孝典*; 田川 明広; 丸山 学*; 竹田 敏一*
JNC TJ9400 2000-006, 272 Pages, 2000/02
多様な高速炉炉心の核特性に対する解析予測精度の向上を目的として、以下の3つの項目について検討を行った。第1部高速炉心の中性子スペクトルの誤差評価と計算精度向上策の検討高速実験炉「常陽」で用いられているスペクトルアンフォールディング法の精度を向上するため、初期推定スペクトル誤差を詳細に分析し、各々の誤差の大きさを定量的に評価するとともに、各誤差を積み上げることによって、より合理的な初期推定スペクトル誤差を評価することを試みた。検討の結果、初期推定スペクトル誤差に起因する誤差は相対的に小さく、断面積誤差に起因する誤差がほとんどであることがわかった。また、核分裂スペクトルの影響によって、数MeV以上の高速中性子束に無視できない量の誤差を生じることがわかった。第2部ガス冷却高速炉の解析手法に関する検討ガス冷却高速炉では、通常のNa冷却炉に比べて、冷却材チャンネルが体積割合に占める比率が大きく、顕著な中性子ストリーミング効果が現れることが予想される。一方、Na冷却炉用に提唱されている既存の手法では、冷却材チャンネルと平行な方向の拡散係数が無限大となり、そのまま適用することができない。本研究では、Kohlerが提唱した軸方向バックリングを考慮した方向依存拡散係数の概念を拡張し、ガス冷却炉でも正確に中性子ストリーミング効果が評価できる手法の検討を行った。第3部水冷却高速炉の解析手法に関する検討低減速の水冷却炉に対して、解析手法の違いによりどの程度計算結果に影響が現れるかについて検討を行った。軽水炉においては、燃料ペレット中の重核種の自己遮蔽効果が強い空間依存性を持つことが知られており、燃料ペレットを複数の領域に分割して評価する手法が用いられている。水冷却高速炉においても、冷却材として水を使用する以上、同様の問題が現れる可能性がある。検討の結果、燃料ペレット中の重核種の自己遮蔽効果の空間依存性は小さく、燃料領域を1領域として扱っても、臨界性、転換比ともに解析精度には問題が出ないことが確認された。
三好 慶典; 広瀬 秀幸; 阿見 則男; 桜井 聡
JAERI-M 93-031, 32 Pages, 1993/03
本報では、硝酸ウラニル水溶液及び硝酸プルトニウム水溶液並びにウラン・プルトニウム混合硝酸水溶液に対して新たに提案された溶液密度式(SST式)を用いて、中性子無限増倍率、臨界バックリング等の臨界パラメータの解析を行った。ここではBurgerの式及びMaimoniの式に基づく従来の密度式(LMT式)を用いた場合と比較することにより、硝酸水溶液系の溶液密度式が臨界計算へ与える影響を評価した。解析には、詳細計算コードJACSシステムにより作成した群定数を用いて1点近似の中性子減速方程式を解くSIMCRIを使用した。溶液密度式としては、新たに提案されたSST式の方が高い信頼性を有しており、特にウラン・プルトニウム混合硝酸水溶液において合理的な結果を与えている。しかし、臨界パラメータ及び有限体系の臨界寸法に関しては、両者の間に顕著な差異は安全上無い事が確認された。
晴山 央一; 圓尾 好宏; 飛田 和則; 篠原 邦彦
PNC TN8460 92-001, 65 Pages, 1992/03
CORALは、再処理施設から海洋放出される放射性物質に起因する一般公衆の線量当量を評価する計算コードである。CORALにおいて考慮している被ばく経路は、海産物摂取による内部被ばく並びに漁業活動及び海浜利用による外部被ばくである。放出された放射性物質の海洋拡散は、東海地先における拡散実験や流動調査等の結果をもとに作られた拡散式、流動パラメータ等を用いて計算し、海水中の放射性物質濃度を求める。この海水中の放射性物質濃度から海産物への濃縮係数、海岸砂や漁網への汚染係数を用いて海産生物等の放射性物質濃度を計算し、一般公衆の年間の線量当量を評価する。評価に用いる各種パラメータは、東海周辺環境において適切なフィールドデータが得られている場合にはこれを用いることにしているが、得られていない場合は、IAEAやNRC等の文献値を参考に決定している。CORALは、ANSI FORTRAN-77に準拠したVS/FORTRANで書かれており、ほとんどのコンピュータで実行可能である。
大野 秋男; 大杉 俊隆; 佐藤 邦雄
JAERI-M 91-186, 63 Pages, 1991/11
高転換軽水炉の炉物理量を把握するために、FCAにウラン燃料及び減速材としてポリスチレンを用いたゾーン型模擬炉心(FCAXIV)を構築した。減速材ボイド率、減速材対燃料体積比及び燃料濃縮度をパラメータに、線計測法により径及び軸方向の出力分布を測定した。板状燃料に対する線計測性の特色を活用して、非均質性を有するセル内の核分裂率微細構造を求めた。さらにこの出力分布からバックリングを求め、計算により求めた移動面積を用いて無限増倍率kを求めた。径方向分布については、どの炉心についてもSRACによる計算値は実験値を過大評価しているが、軸方向については両者は良く一致している。セル内の核分裂率分布の計算値は、実験値を概ね再現しているものの、スペクトルの軟い炉心では過小評価する。無限増倍率kは両者実験誤差内で一致している。
桜井 健; 岡嶋 成晃; 大杉 俊隆
JAERI-M 91-014, 25 Pages, 1991/02
原研の高速炉臨界実験装置(FCA)を用いて一連の高転換軽水炉模擬実験が行われている。その第1炉心であるFCAXIV-1炉心において、中心セル反応度価値測定により無限増倍率(k)を求める手法(セル反応度価値法)を適用し、炉心セルのkを測定した。さらに、得られたkをバックリング測定によるkと比較した。その結果、これら2つの独立した測定手法によるkは誤差の範囲内でよく一致した。
萩野 晃久; 内藤 俶孝
JAERI-M 89-039, 27 Pages, 1989/03
中性子無限増倍率が1.0未満の燃料の周囲に軽水反射体が付くことによって、その体系が臨界に達するかどうかの可能性を検討した。臨界計算は、軽水および重水反射体付きの二酸化ウラン燃料平板体系において、U濃縮度、UO密度、水対ウラン原子個数比をそれぞれ変えて行った。反射体の中性子反射による燃料中の中性子エネルギー・スペクトル軟化が体系の臨界性に及ぼす影響を解明するための手がかりとして、中性子スペクトル・ファクターを考える。結果として、中性子無限増倍率が1.0未満のウランやプルトニウム燃料は、もしその周囲に軽水反射体が取り巻いても臨界になることはないことが分かった。
播磨 良子*; 坂本 幸夫; 田中 俊一; 川合 将義*; 藤田 徹*; 石川 敏夫*; 金野 正晴*; 林 克己*; 松本 誠弘*; 西村 達夫*
JAERI-M 86-071, 67 Pages, 1986/05
等比級数法近似(G-P法)は、無限媒質中の点等方線源に対するガンマ線再生係数を制度良く近似できる。再生係数に対する近似式とフィッティング方法の改良により、モ-メント法による再生係数を従来の方式より精度良く近似でき、フィッティングパラメ-タのエネルギ-変化がスム-ズになった。更にPALLASコ-ドで算出した低エネルギ-ガンマ線に対する軽い物質や2次ガンマ線を考慮した鉛などの透過距離で急速に増加する再生係数に対しても精度良く近似できた。また、再生係数デ-タの評価法及び内挿法としてのG-P法の適用性が、透過距離及びエネルギ-についての種々のテストによって確かめられた。
山田 嘉昭*; 西口 磯春
Comput.Struct., 19(1-2), p.277 - 284, 1984/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.06(Computer Science, Interdisciplinary Applications)未知関数の表現と形状の表現に異る関数を用いる一般化パラメトリック要素を提案した。これにより、き裂先端等の特異性を表現するための特異要素、あるいは無限領域を表現するための無限要素を統一的に定式化することができる。これらの特殊要素は、従来の有限要素法プログラムに容易に導入できる,任意の特異性を表現することができる等の特徴を有する。本要素の導出においては、未知関数に拘束条件を課している。これに関連して、本論文の後半では種々の拘束条件が要素剛性マトリックスのレベルで導入できることを示す。接触問題で用いられる接合要素も、本法によって定式化できる。
高野 秀機; 石黒 幸雄; 松井 泰*
JAERI 1267, 42 Pages, 1980/09
TIMS-1コードは無限希釈断面積と自己遮蔽因子を計算する。自己遮蔽因子は温度、実効ポテンシャル散乱断面積と2共鳴核種の原子数比の関数として計算される。特にコードはENDF/B又はJENDの評価済み核データ、ファイルを入力データとして使用するように設計してる。非分離共鳴領域においては、モンテカルロ法を用いてポーター、トーマスとウィングナー分布に従って共鳴パラメータとレベル間隔を発生させる。これらの共鳴パラメータと分離パラメータを用いて、約10~10の極詳細レサージ、メッシュでドップラー断面積を計算する。中性子の減速源に対する漸化式を用いて減速方程式を解き実効断面積を計算する。計算方法はJFS又SRACライブラリー形式で出力される。
畑 健太郎; 馬場 宏; 馬場 澄子
JAERI-M 5558, 128 Pages, 1974/02
荷電粒子の飛程および無限厚さのターゲットに対する核反応生成量(Thick Target Yield)を計算するためのコードTYIELDを開発した。計算の対象となりうる入射粒子の種類は電子と陽電子を除く原子番号10までの荷電粒子に限られ、そのエネルギーは陽子相当で2MeVから500GeVの範囲に限られる。これらの制限は飛程の計算上の制約によるものである。ターゲットの種類はあらゆる元素、化合物、あるいは混合物について有効である。計算に必要な記憶容量は62K語、一反応あたりの所要時間はCPU専有時間にして2分以下である。附録としてフォートランリスト、全元素に対する陽子の飛程の計算値、218種類のラジオアイソトープの製造に有用な荷電粒子反応に対するThick Target Yieldの計算値、および励起関数データを載せた。